珍しくR&BのCD買いました。SWV , Eric Benet , YUNA

今回は久しぶりにR&BのCDを買ったのでちょっとBlogに書こうかと思いました。

普段は国内外のHipHopやPopsなどを買うことが多いので現行R&Bは目立つものしか知らず全然詳しくないのですが。（というかR&Bは今も昔も全体的にあまりわかりません。すいません。）

SWV - I MISSED US

01 – Co-Sign
02 – All About You
03 – Show Off (Feat. A.X.)
04 – Everything I Love
05 – Do Ya (Feat. Brianna Perry)
06 – The Best Years
07 – I Missed Us
08 – Better Than I
09 – Keep You Home
10 – Time To Go
11 – Use Me
12 – Love Unconditionally
13 – If Only You Knew

ということですがこのグループは私でも知っているくらい有名な90年代にRight Here/Human NatureやRainなどで一世風靡したガールズグループ、SWV

なんと今回のアルバムは約15年ぶり！！

忘れた頃のSWVということなんですかね〜。

SWV "Co-Sign"

まずこのCainon Lamb（Jazmine Sullivan “Holding You Down”や、Monica “Anything (To Find You)"などのプロデューサー）プロデュースのM1.Co-Signが良い曲すぎて非常に気になっており、なおかつ多くの方がこのアルバムを大絶賛していたのですが正直私のアルバム全体の感想はこの曲だけな感じはしました。しいて言うならタイトル曲のM7.I Missed UsとM12.Love Unconditionallyはグッドメロディかつ彼女達（ココ嬢）の大人びていない少女声（最大の武器だと思うんだけどなぁ）に合っている気がしましたね！
やはり90'sフレイバー漂う雰囲気を持った曲が多いかなと思いました。まぁ15年経ってもブレてない証拠だとも思いますが、個人的にはグッとくる曲は少なく、アルバムとしてはどーだかなーって感じで低評価でした。でも久しぶりにJazze Phaの名前が見れてよかったなと思いましたね。別に曲は好きではなかったですが。。

Eric Benet - THE ONE

01 – Harriett Jones
02 – News For You
03 – Real Love
04 – Runnin`
05 – Redbone Girl (Feat. Lil Wayne)
06 – Waitin`

07 – Hope That It`s You（Feat. Shaggy）

08 – Gonna Be My Girl
09 – Come Together
10 – Muzik (Feat. India Benet)
11 – Lay It Down
12 – Here In My Arms (Lucia`s Lullaby)
13 – Come Home To Me (feat. Jewel Anguay)
14 – Touching Again (International Bonus Track)
15 – That`s My Lady (International Bonus Track)

前作のLost In Timeが大絶賛されたことでも知られる、コンスタントに作品を出し続けるベテランシンガー。
私も前作は本当に大好きな作品で何度も聴いていますね！
Sometimes I CryやNever Want To Live Without Youなんてのは名曲！
まぁでも全々作やその前のアルバムなんかはらしくない白いサウンドでどうした？って感じもあり、「Lost In Time」がかなりの当たりだった分、今回はどうなんだろうなぁなんて思いもあり、恐る恐るな感じがありましたが、まぁ〜最高！！
Lil' Weyneを客演に迎えたM5.Redbone GirlやShaggyを迎えたM7.Hope That It`s Youなどには驚かされましたがかなり面白いです！
M5なんてLil' WeyneのverseになったとたんにThe Mottoのビートに入れ替わってキックするというかっこいいつくり。
M7は賛否両論があるとは思いますがまぁ前々作のような方向にはいかずにレゲエ調にまとめたのかなとも思ったので好印象でした。彼のシンガーとしての色はあまり出ていないとも思ったのですがとりあえず良曲です！
全体的に見回すと前半の方がグルーヴ全開で聴いていても時間を忘れてしまうような感じで好きでした！
後半は嫌いではないですがM8やM11などスネアやシンセをダイナミックにして壮大なスケールを生み出した曲にしたんだろうけど、まぁこういうのはしなくてもいいかなと。
メロディはやっぱりいいんですけどね。
実の娘のIndia Benetとのデュエット曲のM10は個人的にまぁなんとも言えない感じで感想が出てこないんですが。。
Indiaはいくら父のEricと共演しても印象を残せていないイメージ。

Eric Benet - Real Love 

こちらが1stシングルだったのですが、いや本当にやられますね！！歌い出しからグッとくるこの曲は最後まで引き込まれっぱなしの名曲となりました。


"２人の間には本物の絆がある　本当だ
心の底から信じあってる
作り物なんかじゃない　本物の絆が2人にはあるんだ"


”この気持ちにウソはない　２人は心から信じあってる
本物の絆だ
世の中には偽物ばかりがあふれてるのに
２人の気持ちは本物なんだ”

というようにひたすら前向きな『愛』について歌っている曲。
結婚式にぴったりなのではないでしょうか？
リズムの取り方なんかは”Sometimes I Cry”に似ているのですがまぁ歌詞の内容は正反対！

Eric Benet - "Harriet Jones" [OFFICIAL VIDEO]

Eric Benet - "Harriet Jones" [OFFICIAL VIDEO] from Centric TV on Vimeo.

こちらが2ndシングル！内容的には

”僕の回りにはきれいな女性の誘惑が多くて浮気してしまったけど
膝をついて謝るから帰ってきてくれよ　
許してくれよHarriet Jones”

というような浮気の曲。

”一人で座ってワインを飲んでる”だの女々しいことだらけ言ってますが、まぁ私もこんな経験はしたことあります。（浮気の方じゃなく女々しい方）
なんかハル・ベリーのことを歌ってるのかなとか思ったり思わなかったり。。（これはSometimes I Cryにも言えることですが。）

こんなような歌詞を70年代テイストのハッピーな曲調に乗せているんですが決して懐古的には聴こえませんね。Ericの後ろで男性コーラスとともにステップを踏みながら歌っているのも目に浮かんできます。
このような懐古的な曲調のものを現代風に聴かせる人は希有な才能の持ち主なんですが（Eric BenetしかりR.Kellyしかり）日本にも一人いますね！
実はこの曲を聴いて真っ先に浮かんだのはたくさんいる黒人シンガーではなく清水翔太でした。このシンガーは本当に才能溢れる方なので洋楽しか聴かないよ〜って人もぜひ聴いてみてください。

清水翔太 - So Good

話がずれましたが"Harriet Jones"の歌詞の話をしたので参考までにリリックビデオをどうぞ！

Eric Benét - HARRIETT JONES [Official Lyric Video]

YUNA - YUNA

01 – Lullabies (Produced By Chris Blade)
02 – Favourite Thing (Produced By Chris Blade)
03 – Remember My Name (Produced By Yuna & Andre Harris)
04 – Decorate (Produced By Chris Blade)
05 – Planes (Produced By James Bryan)
06 – Bad Idea (Produced By Pharrell)
07 – Island (Produced By Chris Blade)
08 – Tourist (Produced By James Bryan)
09 – Fading Flower (Produced By Andre Harris & Guy Sebastian)
10 – See You Go (Produced By Pharrell)
11 – Stay (Produced By Andre Harris)
12 – Live Your Life (Produced By Pharrell)
13 – Loud Noises (Produced By Chris Blade)

最後の作品になりますが実は今回載せた3作の中で一番の出来！
本当に最高でした！声を張り上げて太鼓判です！
マレーシア出身の女性シンガー・ソングライター、ユナ（Yuna Zarai）のアメリカデビューアルバム！
これはR&Bと言うとコアなR&Bファンからなにかと反感を買いそうですが、Fiona AppleやIndia Arieにも通ずるアコースティックを基調にしたサウンド、一面真っ白な雪原をイメージさせるような、大都会にいながら周りの音がすべて自然に消えてしまうような透き通る声、何もかも私のツボを突いてきて最高のアルバムでした。
彼女は2008年からマレーシアを拠点に活動してきたようですが2011の2月にアメリカのFADAR Records契約。アメリカでのデビューEP“Decorate”を発表。（これは聴いてません）
彼女、ライブではRaphael Saadiqとも共演したりしてるんですね〜。

Yuna - Live Your Life (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

”生涯をかけて、私は素敵な何かを探し続けている
まるで空から見下ろす星になるようなモノよ
でも空は私の上にかかっているわ
ああ、私達が生まれたのにはこんな物より大きな意味があったのよ
絶対に自分を捨てないで
だって、あなたは失わなくてもいいのだから ”


”生涯をかけて、私の夢はとても遠く思えたわ
そして今、夢はそこにあるかのような感じよ
私はそれを抱きよせた
ああ、私達が生まれたのにはこんな物より大きな意味があったのよ
絶対に自分を捨てないで
だって、あなたは失わなくてもいいのだから”


”あなたの人生を見つけ出して
「あなたであること」から隠れたりしないで
落ちる前に上がって
もっと何かに希望を持って！
あなたが本当に生きたいなら、生きて
あなたが本当に生きたいなら、生きて
あなたが本当に生きたいなら、生きて
あなたが本当に生きたいなら、生きて”

アメリカ人ではあまりこういう重い歌詞は書きませんね。とにかく「生きて」という言葉が何度も出てくるこの曲はマレーシア出身の彼女ならでは。強いメッセージソングとして歌われてます。

この曲をファレルがプロデュースしたことで一気に世界で火が付いたYUNAですがメロディ的には正直この曲よりももっともっと素晴らしい曲が全編で繰り広げられています。

"Live Your Life" YUNA & PS22 Chorus

"Decorate" YUNA & PS22 Chorus

上記の2曲はPS 22 Chorusという約60人の子供合唱団とともにYUNAがセッションするというライブ映像。非常に彼女に合う素晴らしいコーラス。
Gotyeのヒット曲、Somebody That I Used To Knowなどをカバーしたりとけっこう有名のようです。

sanbann3 PS 22 Chorusって子供合唱団はけっこう有名なのですね。ゴティエのアレ http://t.co/6X6m3AGK これとかニッキ・ミナージとかの新しめのヒット曲はわかるけど、ニュー・オーダーとかやってるのはちょっと意外だった http://t.co/RKGwUzPT 12/06/14 14:00

とにかく何が彼女の強みなのかというと先ほども言った透き通るような声とメロディセンス。アルバム全体に体に染み渡る名曲が多いこと！
この曲をピックアップしてこれはどういう曲！という紹介をすることがバカらしくなってくるほど全体的に素晴らしいアルバムなので多くのことは言いません。（正直どれをピックアップしていいかわからないんです。。）
あと彼女はマレーシア出身ということもあり英語は訛ってます。
ですが訛りってチャームポイントでありその人にしか出せない色ですよね！
そこはむしろ大きなプラスになりました。

Yuna - Sparkle (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

あとこの曲のPVが最近アップされたんですが一体どこに収録されるんでしょうね？
アルバムに入ってなくてがっかり。。。
とんでもなく良い曲なんですけどね。今後の活動は逐一チェックしていきたいアーティストになりました。


やはり私はこういうPOP寄りの楽曲が好きなんだなぁと実感。Black Musicを聴き始めたのは比較的最近でして元々はROCK 、POP畑の人間なので。

私のことはどうでもいいんですが今回ご紹介した作品に個人的順位を付けるとしたら最初に紹介した作品から後半に向けて評価が上がっていく感じです！
YUNAに関しては過去作品も買ってみようかな〜とも思う次第です！

ちょっと話しましたが元々ROCK、POP畑の人間なのでいつかPOP MUSICも取り上げてみようかなとも思っています。でもPOPこそ本当に奥深くて簡単に口出せないんですよね。う〜ん。。。